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BLACK 【ぶらっく】 ジャンル FPS 対応機種 プレイステーション2 発売元 エレクトロニック・アーツ 開発元 Criterion Games 発売日 2006年4月6日 定価 4,800円(税別) 廉価版 EA BEST HITS 2007年3月8日/3,129円EA SY! 1980 2008年2月28日/1,979円 判定 良作 備考 知名度は低いがカルト的人気を誇るPS2とは思えない美しいグラフィック 概要 ストーリー 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 シンプルなリアル系FPS。プレイヤーは主人公ジャック・ケラー軍曹となり、各ステージでミッションをこなしながら進む。 本作の最大の魅力はドア、壁、車両など画面上のほとんどのオブジェクトが破壊可能であることだろうか。 そのためそこらのFPSとは一味違う、激しい戦闘を楽しめるゲームとなっている。 ストーリー 主人公・ジャック・ケラー軍曹はCIAの対テロ用特殊部隊として秘密裏に設立された「BLACK OPS」の一員として、国際テロ組織「セブンス・ウェーブ」のリーダー、レノックスを追うことに執念を燃やす。 全てが終わった後に上層部に「命令違反」として拘束されたケラーと取調官の対話に沿ってストーリーは展開される。 ストーリーが進むにつれて、ケラーの暴走にCIA上層部の思惑が絡んでいたことが徐々に明らかになってゆく。 評価点 美麗なグラフィックを用いた優秀な破壊表現。 画面上のオブジェクトはほぼ全て破壊でき、爽快感抜群。破壊エフェクトも素晴らしく、爆発表現や着弾時の砂煙などは次世代機にも劣らない。 銃器のマガジン容量が実際より多めに設定されている上に弾薬は多めに手に入るため、周囲のオブジェクトを豪快に破壊しつつプレイできる。 難所でも車両やタンクを爆破させて敵を蹴散らせるよう絶妙にオブジェクト配置がなされているため、戦術性にも結びついている。 優れたサウンドデザイン 本作の銃火器は「何もない壁に向かって撃っても撃っても楽しめるように」をモットーにデザインされている。 そのため、どの武器も音がよく、そのデザインも楽しさに貢献にしている。 バリエーション豊富なステージ構成。 敵施設内部への潜入戦、地雷原や工場地帯での白昼戦、森林を進む夜間戦、RPGの飛び交う市街戦など多彩な戦場が用意されている。 単独行動だけでなく、時には仲間とともに進むステージもある。連携や協力イベントなどは無いものの、戦場での仲間の存在は頼もしい。 回復アイテム出現バランスの絶妙さ。 敵を倒すと回復アイテムを落とすことがあるが、落とす頻度は主人公の体力が低いほど高くなる。 その仕様自体は珍しいものではないが、本作ではそのさじ加減が絶妙で、どんなに追い込まれてもあきらめずに撃ちまくれば意外に切り抜けられたりする。 相当の難所でない限りは戦術無視のごり押しが可能なため、プレイにスピード感と爽快感が生まれる。 初心者から熟練者まで対応した4段階の難易度設定。 各ステージで難易度を選ぶことができ、遂行しなくてはならないミッションの数やダメージ量が変化する。最高難易度「BLACKOPS」の難しさは格別。 臨場感を盛り上げるリアルな演出。 リロードの際は遠景がぼやける、ジャム防止動作をする、弾倉に残った弾も破棄されるなど芸が細かい。 普段はBGMが無いため戦場に響く銃声が際立つが、要所要所で重厚なBGMが挿入されて緊張感・達成感を与えてくれる。 音楽を担当しているのは『Call of Duty』シリーズや『メダルオブオナー』シリーズの音楽も担当しているマイケル・ジアッキーノ氏である。 俳優・声優陣の好演も光る。 ステージ間に挿入される実写ムービーはプロの俳優が演じており、映画のワンシーンさながら。 実写ムービーの日本語吹き替え及び各所で入る無線会話を担当しているベテラン声優達の好演は、ゲームへの没入感をより深めてくれる。 賛否両論点 ステージ数が8つと少なめ。 シングル専用FPSとしてはボリューム不足。一方で個々のステージがダラダラと長く、普通にクリアするだけでも30分~1時間、FPSに不慣れなら1時間~2時間以上はかかるなどバランスが悪い。 任意にルートを選べる箇所もあるが、ほぼ一本道。道中に特別なイベントなども無いため、単調に感じてしまう。 ただし、このようなシンプルさや、ストーリーや味方無線を全く気にせずに突っ込んでもお構いなしな点が本作の醍醐味とも言える。 問題点 難易度が高めで、「小細工は無用!!」とはいかない。 パッケージ裏の売り文句に「迂回や待ち伏せ、防御といった小細工は無用!! 戦火に飛び込み、撃ちまくる、これがBLACKスタイルだ!!」と書かれているが、実際に小細工無しで突っ込めば蜂の巣にされるのがオチ。「売り文句にだまされた!」と文句を言われてもおかしくはない。 とはいえ前述の回復アイテム出現バランスのこともあり、上手くなれば本当にガンガン突っ込んでバンバン派手に敵を倒せるが。 敵が硬く、雑魚敵でも何発も撃ち込まないと倒せない。 物を破壊するのは爽快感抜群だが敵を倒すのには爽快感が無い、という結果を招いてしまっている。前述した高難易度の一因でもある。 特にショットガン兵はヘッドショットが効かない上に攻撃力も非常に高い難敵。にもかかわらず、序盤から多数のショットガン兵を相手にする場面が出てくる。 ただし、敵の硬さに関しては「1人の敵にこれでもかと大量に弾をブチ込むのが快感」「ヘッドショットの重要度が増す」という意見もある。 敵が歩兵しかおらず、ヘリコプターや戦車などが登場しない。 歩兵も種類が限られている上に行動パターンがほとんど同じなので、戦闘に慣れてくると単調さが際立つ。 ただし、破壊可能なオブジェクトとしての軍用車両は登場するので、戦場の雰囲気を損ねるほどの落ち度ではないとも言える。 ストーリーが把握しにくい。 実写ムービーの台詞が総じて早口で聞き取りづらく、その上字幕もついていない。オリジナルの固有名詞も多いため、理解できないとなぜ戦うのかわからないまま戦場に放り出されることになる。 ちなみにこの問題、国内版はまだマシな方で海外版の英語音声はさらにひどいことになっている。早口なうえにボソボソ声まで加わり、もうわけがわからない状態であり、英語圏のユーザーでさえ「何を言ってるのかわからない」と不満を上げる有様。 時間軸がわかりにくいことや、敵組織の首領がプレイ中に直接登場しないためその生死などが把握しにくいこともその原因である。 総評 本作が良作たる所以は、美麗なグラフィックや破壊表現を備えた本格派FPSを家庭用機にて実現したことにあるだろう。 「小細工は無用!!」という爽快かつシンプルなプレイスタイルを提示したことも手伝って、それまでFPSに触れたことのなかった層にとって手を出しやすい作品となった。 また、ツボを押さえた優れた演出はFPS経験者の目にも留まり、良い意味でその期待を裏切ることとなった。 ボリュームにこそ難はあるものの、少々ハードな本格派FPSを手軽に味わいたい方にはお勧めの作品である。財布に優しいのも嬉しい。 余談 隠し要素として「NORMAL」以上の難易度でクリアした場合に弾数無限の銃などが手に入る。 難易度「BLACKOPS」のクリア特典は一体何人のプレイヤーが手に入れることができたのだろうか…。 開発元のCriterion Gamesは同じく破壊表現やグラフィックを重視したレーシングゲーム『バーンアウト』シリーズの開発元でもある。 ステージ中に、映画『ザ・ロック』に登場したある場所をオマージュしたとおぼしき部屋が存在する。 元々3部作の1作目として作られた作品であり、エンディングも続編を意識したものとなっている。 しかし、現在まで続編の情報は無い。本作の評判が良かったため、続編を望むユーザーの声は未だ少なくない。 一応、その同スタッフによる精神的続編である『Bodycount』はリリースされてるが、知名度は本作より一層低く、バランスの悪さやデザインの雑さから本作ほどの高い評価は受けていない。 国内版はPS2版しか発売されていないが、海外ではXb版も発売されている。 PS2版も決して悪くない出来だが、グラフィックや操作性の面を考えるとやはり海外Xb版の方が上。 Xb版を日本でプレイするにはOne以降の機種であれば単体DL購入もしくはサブスクリプションサービスである「EA Play」を利用する形になる(*1)。 また、「XboxOne X Enhanced」対応なのでOne X/XSX/XSSを持っていればグラフィックやフレームレートなどが最適化された状態でプレイできる。 ただし、現在Xboxハードにおいてダウンロード版として配信されている本作は海外版であり、日本語は収録されていないので注意か必要。
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Black Wonderful Life artist-B
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Call of Duty Black Ops 2 【こーるおぶでゅーてぃー ぶらっくおぷすつー】 ジャンル FPS 対応機種 プレイステーション3Xbox 360Windows XP/Vista/7Wii U 発売元 海外 Activision 日本 スクウェア・エニックス 開発元 Treyarch 発売日 海外 PS3/360/Win 2012年11月13日 WiiU 2012年11月18日 日本 字幕 2012年11月22日 吹替/WiiU 2012年12月20日 定価 7,480円 プレイ人数 1~16人 備考 オンライン対応 レーティング 海外 ESRB M(17歳以上対象) 日本 CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 なし ポイント 生かし切れなかった未来設定前作そっちのけのストーリーマルチプレイの新システムは好評オンラインの接続障害は相変わらずゾンビモードは初心者殺しの難易度 Call of Dutyシリーズ 概要 シングルプレイ 2つの時代を進むキャンペーン 武器選択式 マルチエンディング マルチプレイ Pick10システム ワイルドカード スコアストリーク制 ゾンビモード TRANZIT SURVIVAL GRIEF 評価点 今までにない演出 新システムを導入したマルチプレイ 問題点 前作をほとんど無視したような物語 粗ありな未来的デザイン及び演出 ストライクフォースモードのつまならさ マルチプレイの偏ったマップバリエーション 頭一つ抜けた性能のアタッチメント、パークの存在 近未来故の弱点を持ったストリーク群と格差 多数のフリーズ及び障害 ゾンビモード「TRANZIT」の難易度の高さ その他 総評 余談 ナンバリング続編 概要 Treyarchが手掛けた『Call of Duty Black Ops』の直接の続編。 ストーリーは『World at War』『BO』『BO2』と同社3部作として物語が繋がった形となっている(*1)。 過去の暗い時代を舞台としていた前作と異なり、今作は近未来が主な舞台となっている。 『Modern Warfare 3』を越えて発売当時シリーズ中最も未来の世界(*2)を描いた作品である。 装備や兵器も、自動で稼動する「ドローン」といった近未来的なものが目立ち、世界観に華を添えている。それはマルチプレイでも同様。 また、本編や過去編に前作に登場したキャラクターも登場し、バラエティー豊かな作品となった。 Treyarch製シリーズ恒例のゾンビモードも健在。今作ではメインとなる「TRANZIT」の他、小規模マップの「SURVIVAL」や協力・競い合いの「GRIEF」といった新モードが追加された。 シングルプレイ 2つの時代を進むキャンペーン 1970年代のアレックス・メイソン(前作の主人公)として操作するものと、そのメイソンの息子であるデイビッド・メイソン(コードネームはセクション)を操作する2025年の2つを舞台とするのが今作のシングルプレイ。 前作で死んだと思われたウッズが年老いて2025年にも登場。セクション達の目標となるメネンデスというテロリストについて、過去のいきさつを話す役割を担う。 過去と未来を行き来しながら、パズルのように物語の繋がりが明かされてゆく形となっている。 武器選択式 プレイ開始前に、マルチプレイのように武器及びアタッチメントを自由に選ぶことが出来る。マルチプレイのようなパーク(Perk 特殊技能)も選べ、カスタマイズ性が生まれた。 もちろん、プレイ中に敵が落とした武器は拾って使うことが出来る。なので、この方式は最初の形だけを選ぶだけの薄いものなので、攻略難度といった部分にはあまり影響がない。 2つの時代を舞台とするので、選ぶ武器もプレイする時代で変わる。マルチプレイでは登場しない武器も使うことも出来る。 マルチエンディング 劇中、プレイヤーの行動を問う箇所が存在し、その選択によってエンディングが変わる。 リアルタイムで気づかないうちに発生するものではなく、キチンとプレイヤーに選択を迫るようにわかりやすいものとなっているため、次回プレイ時の試行錯誤を促すものになっている。 マルチプレイ Pick10システム 今作のクラス作成システムが大幅に変更され、Pick10と呼ばれるシステムに変更された。 Pick10は、10という数字のコストの範囲内で、武器及びそれに付けるアタッチメント、パーク、装備を着脱するシステムのことで、これによって今までとは比べ物にならないほど自由度が生まれた。 例えば、従来ならフラグ及びセミテックスといった爆発物、コンカッションやフラッシュバンなどといった投擲物は常備するものであったが、今作ではそれらを持たないようにすることが出来る。同様にパークや武器も0の状態にすることが可能。 あくまで10というコストの範囲内で納まるようにカスタマイズするというものなので、なにかを犠牲にしてなにかを得るという妥協点を完全にプレイヤーに委ねられているというわけである。 着脱できるものは全て1消費する。武器単体で1。その武器に付けるアタッチメント1つにつき1消費といった具合。 やろうと思えば武器及びパークを全て0にしたネタプレイなんかも出来る。武器が無い場合、プレイヤーの攻撃手段はナイフとなる。 逆に武器を装備せず、コストの全てをパークに注ぎ込んだ場合、戦場で敵の武器を拾えばコストをオーバーした状態となり、大きなアドバンテージを得ることができる。 ローカルプレイ(CPU対戦)に限り、コストを17まで増やした超人カスタムを作成することも可能。 ワイルドカード パークとは別に存在するワイルドカードと呼ばれるもので、パークを2つ装備したり、投擲物及び爆発物、武器アタッチメントの装備可能数を上げたり、メインウェポンを2つ持ったりすることが出来る。ワイルドカード自体にプレイヤーの行動に影響を与える要素は無い。 一見便利なものに見えるが、このワイルドカード自体でPick10のコストを1消費する。つまり、これだけを装備しただけでは効果を発揮せず、無駄なコストを生んでしまうということ。 例として、武器のアタッチメントを3つ付けたいと思ったとき、武器に1消費。アタッチメント3つで3消費。そしてアタッチメントの3つ目をつけることが出来るようになるワイルドカードのメインガンファイターで1消費。計5消費することになる。残りコストの5でパークや装備品をやりくりする必要がある。 もちろん、「ワイルドカードでパーク2つ装備できるぞー」と言って肝心のパークの2つ目を装備しないという無駄にコストを消費している状態で戦場に繰り出すこともできる。全てはプレイヤー次第。 スコアストリーク制 従来のキル数に応じて得られるUAVや戦闘ヘリといったキルストリークが、スコアストリークという性質及び名称に変更された。 倒した人数によって得られていた支援システムが、戦場で得たスコアで得られるようになるようになったため、敵の装備品破壊や敵スコアストリーク破壊でも得られるようになった。当然ながら敵を倒すことでスコアを得られるため、たくさん倒せば獲得できるという点は変わらない。 注目すべきはスコア制という点。ルールによってはキル数や装備破壊、スコアストリーク破壊の他にスコア獲得の手段があるということ。ルールによって高スコアストリークが出せる(*3)かどうかというものになっている。 変更に伴い、スコアストリーク獲得に要するキル数(スコア)が上げられた。そのため、全体的に派手さはなくなったが従来と比べて一方的な試合展開になりづらいようになっている。 ゾンビモード TRANZIT 『WaW』『BO』の基本システムを踏襲しつつ、今作では非常に広大なマップでの探索をしつつ生き残るTRANZITという新モードがメインとなる。もちろんマルチプレイも可能。 大きく分けて5箇所のエリアと、そのエリア同士を繋ぐ道や小規模エリアで構成された、旧作DLCを含めても過去最高クラスの広さを持つマップを探索することになる。 広大なマップの移動手段としてバスが登場。また、落ちている廃品を作業台で組み立てて新たな装備品を作る作成といったギミックも満載。 ちなみに、ストーリーも『WaW』『BO』と続いている。今作で荒廃した地球になってしまった原因は前作のDLCである「Rezurrection」の謎解きを完遂すると理解できるが、DLC故にマイナーでかつ非常に謎解きの難易度が高いのでほとんどの人が知らないと思われる。 SURVIVAL TRANZITから一部エリアだけ切り取ったよな小規模マップでのゾンビモード。 感覚的には『WaW』の初期ゾンビモードに近い。 GRIEF SURVIVALと同じ小規模マップだが、こちらは最大4人VS4人の8人でのプレイが可能。どちらのチームが長く生き残れるか競うモードとなる。 相手チームの全滅が目的のこのモードではただ敵を倒すだけでなく、時に相手を妨害(*4)してゾンビにやられるように仕向けるのも必要となる。 余談ではあるが、前作にあった隠しモードのゾンビアーケードは今作にはない。 評価点 今までにない演出 舞台が近未来となったため、今までにない兵装や演出が描かれる 敵がポイントされるスコープの「ファインダー」や、ドローン兵装であるドラゴンファイヤなど、新しい兵装の頼もしさや孕んだ危険性などが描かれている。 また、納得がいくかどうかなどは別として、話自体は単純にわかりやすい。 新システムを導入したマルチプレイ 新システムであるスコアストリーク制により、勝利条件に貢献するプレイとストリークが直結。ルール無視をし引きこもってキルを稼ぐプレイスタイルを良しとしなくなった。 狭めのマップ構成も相まって前線は常にドンパチ賑やかとなった。 Pick10システムにより、カスタムにある程度幅がでた。 前作まではとりあえず解放されたアタッチメントは付ける、セットできる個数上限が厳しく付けるアタッチメントが一択という状況も多かった。今作ではアタッチメントを捨ててPerk全振り、手榴弾は持たずに…などある程度プレイスタイルに寄り添って兵装を持ち込めるようになった。 今作以降このシステムを発展させたものが多く採用される。 問題点で述べられているほぼ必須といえるPerkや強い装備こそあるが、銃すら持たないカスタムも可能と遊びの幅は広かった。 問題点 前作をほとんど無視したような物語 物語の出来は悪い。最近のシリーズに見受けられる主犯格を中心とした物語展開と、展開される規模というのが映像のリアルさとあいまって不自然な部分が浮いてしまっている。 まるでギャグのような無双状態になったりするなど、一体自分はなんのゲームをしているのかわからなくなるような気分になることも。 + 以下ネタバレあり 極めつけは前作との繋がりをぶち壊したかのようなキャラクター描写。前作で意味深な結末(*5)を迎えた主人公のメイソンが、健康体(*6)となっていたり、前作で暗喩された暗殺計画(*7)がどこかへ行ってしまったかのような無視っぷり。 本作ではウッズが前作では明らかに死んでいた(*8)としか思われない状況だったはずなのに強引に生きていることにされるなど、あっけにとられる設定などがチラホラ。 トレイラーを見たプレイヤーは当然困惑した。 本作では前作中核キャラのメイソン・ウッズ・ハドソンが全員登場するが、ハドソンはどう足掻いても死亡する。他2名もプレイヤー次第で死亡する。 EDの組み合わせ次第ではメイソン生存でウッズと再開したあと、あっけなくメネンデスに撃ち殺されるウッズを見る羽目になる。 メイソン生存にしてもこの数十年一体どこで何をしていた、と言わざるを得ない状態であり足取りが不明な理由も説明されない(*9)。 そもそもの物語自体も、私怨 → 世界規模の怒りという突拍子な感情変化(*10)で、どこにも感情移入出来ない様。おまけに動機不明の裏切りをポンポンと出すため、シリーズ稀に見る安っぽさを演出している。 粗ありな未来的デザイン及び演出 風景やオブジェクトなどに中途半端に近代と未来が入り交じり、何とも言えない安っぽさのあるSF感が漂う。 ドローンといった兵器のデザインは説得力があるものの、その他人間が着込んでいる装備品などは嘘くさいもの。 今までなら音声だけで上官とのやり取りを得るものだったが、未来という設定からなのか、今作では腕に付けられたタッチパネルで映像チャットを行なう。そしてその場面のだけのために、わざわざゲームを停止させてプリレンダムービーで見せている。そんなに重要か? 基地内の設備のデザインも「ダサい」と言い放ってしまうぐらいのものであったりするなど、未来という設定に踊らされた感が否めない。 「冷戦」がテーマになっているシリーズで、このような中途半端な形でアフガニスタン戦争を消化してしまったことも勿体なさを感じてしまう。 ストライクフォースモードのつまならさ シングルモードで本編と直接関わりがないサブミッションの様なモードとしてストライクフォースモードが存在する。司令官として味方部隊を指揮して操作するRTSパートと、自分が部隊員として直接戦えるFPSパート双方を行き来してミッションをこなしてゆく。 これのゲームデザインがお粗末。RTSパート操作性が良くないうえに味方AIがアホなので歩兵が動かした端から数的有利な敵にバタバタ倒されてゆく。まともにクリアするならFPSパートで無双してゆく必要があるので本編と何ら変わりがない。本編にもっと力を注げと言いたくなる。 マップ自体もマルチの使い回し。マルチのチュートリアルといえば聞こえはいいが、マルチ側にも初心者向けのモードは存在しているため存在意義が不明。 その癖、エンディングに関わるモードのため、放っておくとEDを迎えても世界は混沌とする羽目になる。 マルチプレイの偏ったマップバリエーション 全体的に狭く、俗に「田の字、川の字、3レーン構造」と呼ばれるマップデザインが多い。 3つのルートがあり上下と中央で合流できる単純な構造のマップで、それゆえ連携を意識せずとも自然と前線が出来、白熱した展開になりやすいマップである。半面、毎回似たような展開になるため飽きやすいマップでもある。 元々この手のマップが多いと指摘されている『CoD』シリーズだが本作は特に多く、初期マップ14のうち甘く見ても5つ、「斜めだけど結局は3本線じゃん」といった亜種も含めると9つほどが当てはまる。 ワンパターンなデザインを補うためか障害物が至る所に設置されているが、これらは頭出しポジションとして利用できるため、単純なマップデザインと相まって「各レーンの頭出しを手分けして一度押さえられればもう突破は困難、その試合は勝ち確定」となってしまう。 頭一つ抜けた性能のアタッチメント、パークの存在 パーク「タフネス」とアタッチメント「可変ストック」のこと。この2つの性能が高すぎるせいでせっかくのPick10によるカスタムの多様性が損なわれている。 「タフネス」は被弾時の反動を75%減少させる効果。 タフネス無しだとSMGの最低威力18ダメージを貰った時点で、タフネス有りでのAR中最高火力であるSMRの近距離威力59ダメージ以上に跳ね上がることになる。ARやLMGならば、SR中最高威力DSRのHSを食らった程度(*11)の跳ね上がりになるほど。 こんなに差がある状態では勝負にならないのは明白で、実戦ではタフネスを付けた側が9割方撃ち勝つ。撃ち合い拒否のSG以外では必須装備であり、そのせいで本作は「Pick10じゃなくてPick9システムだ」などと皮肉られている。 「可変ストック」はADS中(サイトを覗いている状態)の移動速度が速くなる効果。速度の増加量は銃のカテゴリにより異なる。 敵を倒すまで照準を合わせ続ける必要があるFPSにおいてこの効果はたいへん強力。左右に細かく動くことで敵の照準を外したり(通称:カニ歩き・レレレ撃ち)、自分の照準の微調整に使うことができる。 こちらも付けた側が7割方撃ち勝つ。 また、ARやLMGは威力や精度に秀でる反面取り回しが悪く近距離や遭遇戦でSMGに劣るのが本来の立ち位置だが、この可変ストックのおかげで「敵が来るかもしれない場所ではとりあえずADSしながら移動する」ことでそのデメリットをほぼなくすことが可能。SMGの立ち位置を奪ってしまっている。 照準の微調整に使えるせいで低火力高精度のSMG「Vector K10」やAR「M27」の評価を下げる要因にもなっている。 一方、この2つさえなければ武器やカテゴリごとのバランスは良好な方。 2つを禁止した大会では多くの銃がそこそこまんべんなく使われており、海外大手サイトにて公開された「CoDシリーズ、最も強すぎた銃/バランスブレイカーな武器ランキング」でもランク入りは0だった。 近未来故の弱点を持ったストリーク群と格差 今作のマルチは近未来となる2025年が舞台のため、キャンペーンでも出てきた近未来兵器たちがストリークになって登場する。 ストリークなので強力ではあるのだが、電子機器に分類されるストリークも当然多い。そのため、どいつもこいつも設置した途端にEMPグレネード(*12)の餌食になることが多かった。狭いマップが多いこともこれを後押しした。 今作のEMPグレネードは困ったら持っておけレベルで効果範囲が広く、索敵にも使いやすいために所持者が多かった。Perk3のT-マスク(*13)に影響されず、対プレイヤーのEMPを無効化できるPerkが2群だったため、前述のタフネスと競合し未所持が多いこともEMPグレネード所持者増加に拍車をかけた。 そんな状態のため、セントリーガンを置いた瞬間に索敵目的のEMPグレが飛んできて0キル爆発、果ては投げたハンターキラーが効果範囲に巻き込まれ迎撃、という事態も往々にしてあった。これらの破壊でもスコアが入るため、踏んだり蹴ったりである。 逆に航空支援については高耐久なものが多い(*14)。 特にL-ストライク(*15)、オービタルVSAT(*16)、ウォートホッグ(*17)は強力。いずれもEMPグレはおろかランチャー類での迎撃が厳しい、そもそも破壊できないなどアンチ行為もできない。 その一方で975(*18)と比較的高コストの割に、鈍足、低耐久、手動と弱点目白押しのドラゴンファイア(*19)などもある。 コストが上な分耐久力はマシだが、それでもEMPグレに巻き込まれ事故死ししやすいAGRもやや不遇。 多数のフリーズ及び障害 オンラインに関係する部分で、フリーズ及び障害の数が多い。 特に多いのがフリーズ。規則性は無く、どこの場面でもフリーズする可能性があるらしく、その声は多い。 階級のリセットや戦績及びレベルや作成したクラス等がセーブされていないといった障害も多く、一応の処置と思われるアップデートが何度か行なわれているが、いまだにそういったトラブルに巻き込まれて嘆くユーザーの声は多い。 通信ラグの問題は改善されておらず、画面上には通信状態が良好と記されているのに、時折又は長時間映像がカクつくことがあるなど、支障をきたすことが多い。 原因不明で、音がまともに聞こえなくなるバグなどもあった。 ゾンビモード「TRANZIT」の難易度の高さ マップが広大・ギミック満載のTRANZITだが、新要素や仕掛けの説明といったものがほぼ無い(*20)ので、完全に初心者殺しなゲームとなっている。 『WaW』『BO』をプレイしているのを前提としたような難易度なので『BO2』から始めた人には死んで覚えるにしてもかなりつらいものがある。 またマップの広さ故に他プレイヤーとはぐれてしまうことが多く、その状態でダウンしてしまうと他プレイヤーに蘇生してもらうのも困難となる。特にバスに1人乗り遅れたときは非常に危ない。 ちなみにこ、の問題点は前作のDLCでも巨大なマップがあり、その段階からあったものだが、何も改善していないどころかさらに悪化したと言える。 開発者の自己満足とも言えるほどの難解な謎解きも、今作ではDLCではなく基本ゲームに組み込まれており、たちの悪いことにそれに関する実績・トロフィーもあるため、コンプを目指す実績・トロフィー収集家には特に苦行となってしまう。 特にPS3のトロフィーでは、DLCを除く基本トロフィーを全て取ればプラチナトロフィーが手に入る…というシステムのため、プラチナ入手には謎解きを強制させられる『WaW』『BO』ではトロフィーが絡む謎解きはDLCとして隔離されていたので少しはマシであったが…。 その他 武器アタッチメントなどの名称に珍訳が多い。 一例として「EOテック」「グレネード-L(グレネードランチャー)」「タクティカルK(タクティカルナイフ)」等。 総評 マルチプレイにおけるバランス調整は得意なのか、全体的に良いバランスで作られているため、マルチプレイの満足度は高い。 ゾンビモードも初心者にはつらいが、慣れてくればこれまでのゾンビモードとはまた違った感覚で遊べて面白い。 だが一方で、シリーズの醍醐味だった「第三者視点の戦場表現」という面から見るとシングルプレイの部分は粗が目立ち、愕然とする人は多い。 映像やプレイに関するレスポンスなどが他のゲームより優れているが、故にこういった部分が目立ってしまっている。 これらのことを鑑みても、今作のシングルプレイヤーに関しては不出来と言わざるを得ないだろう。 スクリプトによるスムーズな演出は発揮されており、迫力という面ではクオリティを維持しているだけに、残念だったという声もある。 余談 前作と同様に今作でも実在の人物がキャンペーン中に登場するのだが、その内の1人であるマヌエル・ノリエガ氏本人が「名前を勝手に使われ、しかも誘拐犯や殺人者といった設定が名誉毀損にあたる」としてActivisionに対しての訴訟をカリフォルニア州の裁判所で起こした(参照1)。 これに対しロサンゼルス郡地裁は「80年代から90年代の当人の行いを考慮すれば、ゲームにより名声が傷つけられたという証拠を見つけるのは難しい」として訴えを退け、ノリエガ氏が敗訴した(参照2)。 また、ノリエガ氏同様に本作に登場するジョナス・サヴィンビ氏の遺族が「サヴィンビを野蛮な人物として描いた」としてActivisionに対しての訴訟を起こしている。 本作と同時に『BO』シリーズのスピンオフ作品『Call of Duty Black Ops Declassified』がPSVで発売された。キャンペーンは前作と本作を繋ぐストーリーとなっている。 開発は『RESISTANCE アメリカ最後の抵抗』を手掛けたNihilistic Softwareで、今作の発売後にスタジオが閉鎖された。 2021年12月に大手ニュースサイト『ねとらぼ調査隊』で行われた「コール オブ デューティシリーズであなたが一番好きな作品はどれ?」というアンケートにおいて本作が1位に選ばれた。ランキングはこちら。 2021年に発売された『Vanguard』では何故か時代が全く異なるにもかかわらず、今作の悪役であるラウル・メネンデスがオペレーターとして再登場しており、演者も同じカマル・デ・ロス・レイエス氏が演じている。 ナンバリング続編 『Call of Duty Black Ops 3』(PS4/One/PS3/360/Win 2015年11月6日発売) 『BO』シリーズの第3作。舞台はサイバネティック技術が進化しサイボーグ兵士や軍事用ロボットが積極的に利用されている2065年(*21)で、人類と自らが作り出した最先端テクノロジーとの境界が曖昧になり、最新鋭戦闘ロボットが戦場で大きな力を持つようになったダークで捩れた未来に放り込まれることになる。 また、アメリカをはじめとするかつての西側諸国を中心とした「Winslow Accord」と、ロシアが主導して結成された新たな東側諸国とも言うべき防衛協定「Common Defence Pact」に二分された東西冷戦の再来と言える世界も描かれている。 キャンペーンはシリーズ初のキャラクターメイキングが可能で、最大4人でオンラインCO-OPが可能となっている。またプレイヤーはサイボーグ化されているため、ブーストジャンプに加えウォールラン、水中での戦闘が追加が可能となっている。 マルチプレイは「スペシャリスト」と呼ばれる9人の固有のキャラクターから1人を選んで対戦することとなる。スペシャリストは固有の特殊武器か特殊能力のどちらかを選択し、戦闘中に専用のゲージが貯まることでそれらを使用することができる。 ゾンビモードは1940年代の架空の都市・モーグ・シティが舞台に、フィルム・ノワールを意識した独自の演出がとられている。システム面においても、これまでのシリーズで採用されたゾンビモードとは一部異なるものになっている。 今作より日本語版の発売がスクウェア・エニックスからSCE(PS版)及びMicrosoft(Xbox版)に変わり、ローカライズはActivisionが直接行うようになった。また、字幕と吹き替えが同時収録となり海外版と同時発売となった。なお、PS3/360版はキャンペーン非搭載で、マルチプレイとゾンビモードのみとなっている。 『Call of Duty Black Ops 4』(PS4/One/Win 2018年10月12日発売) 『BO』シリーズ第4作。時系列上では『BO2』と『BO3』の間の話で、兵士がサイボーグ化される直前の世界が舞台。シリーズ初めてキャンペーンモードが廃止され、「スペシャリストHQ」の戦闘訓練でブロンズスターを規定の数獲得していくとストーリーを追うムービーが解放される仕組みが導入されている。 マルチプレイは『BO3』同様に「スペシャリスト」が登場。前作のスペシャリストも一部続投している。なお、ブーストジャンプ等は廃止され、従来のシリーズ同様の「地に足のついた戦闘」が可能となっている。 ゾンビモードはカオスの物語とエーテルの物語の2つに分かれており、それぞれ全く違うストーリーになっている。シリーズで初めて複数のストーリーが始めから用意されており、システム面においても『BO3』とは大幅に異なるものになっている。 シリーズ初のバトルロイヤルモード「Black Out」が搭載。最大100人でソロ(1人)・デュオ(2人)・スクアッド(4人)のいずれかで最後の1チームになるまで戦う。マルチプレイ時のスペシャリストもBlack Outで規定の条件をクリアすると解放され、ウッズやメイソンなど過去作で登場した人物も今後使用可能になる。 今作より従来のシーズンパスが廃止され、新たなDLC「Black Opsパス」が登場。パス所有者には定期的に新たなコンテンツは提供されるようになった。
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Call of Duty Black Ops III 項目数:22 総ポイント:1000 難易度: 360版にはキャンペーンはありません。 終わりの始まり 「SHADOWS OF EVIL」で、全ての儀式を完了する 50 忍び寄る脅威 「SHADOWS OF EVIL」で、1回のゲーム中にシャドウマンを5回発見する 25 ゴブルガム大人買い! 「SHADOWS OF EVIL」で、パック内のゴブルガムを全種購入して使用する 50 デッドストア 「SHADOWS OF EVIL」で、1回のゲーム中に店の中のゾンビを10体倒す 35 ストライク! 「SHADOWS OF EVIL」で、1回のロケットシールド攻撃でゾンビを10体以上倒す 35 パトロール 「SHADOWS OF EVIL」で、1回のゲーム中に各地区で民間護衛ロボットを呼び出す 50 クモとハエ 「SHADOWS OF EVIL」で、ウィドーズワインのグレネードの罠でゾンビを10体倒す 25 マルグワパーティー 「SHADOWS OF EVIL」で、1発の弾でマルグワを2体倒す 35 パラサイトシーイング 「SHADOWS OF EVIL」で、列車に乗りながらパラサイトを5体倒す 35 冷血漢 「SHADOWS OF EVIL」で、3秒以内に地を這うゾンビを5体倒す 35 クラックショット 「SHADOWS OF EVIL」で50メートル以上離れた距離からゾンビを1体倒す 35 早期パック 「SHADOWS OF EVIL」で、第1ウェーブ中にパック・ア・パンチの儀式を完了する 90 クラブへようこそ 公開マッチをプレイしてマルチプレイヤーで軍曹(レベル10)に到達する 20 戦術スペシャリスト マルチプレイヤーでスペシャリストアビリティ系の勲章を10個獲得する 20 危険なスペシャリスト マルチプレイヤーでスペシャリストウェポンを使用してマルチキル勲章を10個獲得する 25 偉業達成! マルチプレイヤーで司令官(レベル55)に到達する 20 初心 マルチプレイヤーでプレステージに1回突入する 40 スペシャルパーソン マルチプレイヤーで全スぺシャリストチャレンジをクリアする 75 粉身砕骨 マルチプレイヤーで全ブートキャンプチャレンジをクリアする 50 適応上手 マルチプレイヤーで全ゲームモードチャレンジをクリアする 75 次なる境地 マルチプレイヤーで全キャリアチャレンジをクリアする 75 お次は何? マルチプレイヤーでプレステージに10回突入する 100
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Call of Duty Black Ops Declassified 【こーるおぶでゅーてぃぶらっくおぷす でぃくらしふぁいど】 ジャンル FPS 対応機種 プレイステーション・ヴィータ 発売元 アクティビジョン 開発元 Nihilistic Software 発売日 2012年11月13日 価格 6,090円 レーティング CERO D(17才以上対象) 判定 クソゲー ポイント 操作性が極めて劣悪『BO』から使いまわしが多いマルチのバランスも劣悪 Call of Dutyシリーズ 概要 評価点 問題点 総評 余談 概要 『CoD』シリーズとしては日本で『CoD4』のDS版以来2作目の携帯機向け作品(*1)。 開発は同じくPSVのFPSである『RESISTANCE アメリカ最後の抵抗』を制作したNihilistic Software。 ストーリーは『Black Ops』と『Black Ops 2』の間の出来事である。 評価点 吹替声優はオリジナルと同じ声優を使っている。 英語音声は流石にハリウッド俳優を携帯機には呼ぶ予算は無かったのか声優が変更されているが日本語版は声優に変更がなされていない為、堀内賢雄氏や小山力也氏、井上和彦氏といったベテラン声優の高品質な吹替を聴くことができる。 後に発売された『Black Ops 4』や『Black Ops Cold War』で吹替声優が変更されたことを考えると貴重である。 携帯機である程度本格的なFPSが楽しめる。 当時の携帯機のFPSと言えばクオリティはたかが知れていたが、本作はそれに比べればまだクオリティは高い。 いつでもどこでも『CoD』というのもスマートフォンに『Mobile』が配信された今では当たり前だが、当時としては非常に夢がある。 問題点 キャンペーンの難易度が高い 一回死んでしまうとチェックポイントはなくマップの最初からやりなおしの仕様である。 また、ミッションによっては時間制限が設けられているものもあり、通常難易度より少しでも難易度を上げると据え置き機以上に理不尽に難易度が高くなるせいでトロコンはかなり厳しい。 キャンペーンの語り部であるライアン・ジャクソンの存在 露骨にトム・クランシー小説のジャック・ライアンを意識したものだが、本編に全くでない文章上のみの存在で顔が出るわけでもない為に印象が薄く、そもそも『BO』の世界観に合っていない。 そのせいもあってかBO3で文章内で登場して以降は全く触れられてもいない。 操作性が劣悪 PSVのアナログスティックは押し込むことができなかったり、L2R2ボタンもない為、ナイフを振るボタンやグレネードを投げるボタンが画面右上にあり画面をタッチする必要があることがかなり煩わしい。 恒例のゾンビモードがない 代わりに『Modern Warfare 3』のサバイバルから取られたホスタイルモードが追加されているが、何故『MW』の要素を『BO』に足す必要があるのかは甚だ疑問である。 また、マルチプレイヤーのマップにも『MW』シリーズのマップがある。 携帯機でゾンビモードをやりたかったという意見も多い。 また、2010年に海外のみで発売されたDS版『BO』にはルールが簡易的とはいえ搭載できていた為、DSより圧倒的に性能が上であるPSVで追加できなかったのは甚だ疑問である。 マルチのマップが狭すぎる。 容量の都合かオリジナルのマップの使いまわしでサイズが半分以上縮小されている。 NUKETOWNのような元から狭いマップも半分に縮小している為、非常に狭い。 マルチプレイヤーのバランスや環境が最悪 マルチプレイヤーはハッキリ言ってしまうとラピッドファイアのPERKを付けたレートの高いサブマシンガンとショットガンの二強であり、それ以外はレートが遅い関係上かなり弱く、他の選択肢はナイフぐらいしかない。また、サイドアームもロケットランチャー、若しくはグレネードランチャー一択である。 サブマシンガン、特にAK74UやUZI等は非常に強力であり、撃ち合いに他の銃は勝てない。 また、ナイフはナイフで刃先を飛ばせるバリスティックナイフと移動速度を上げるPERK、ライトウェイトとはキラーコンビでありマップが狭い都合上据え置きの『CoD』以上に立ち回りがしやすくナイファーが強い。 ショットガンについてはマップが狭いという利点を利用してキルを稼ぎまくることができる。そのため、『BO』で問題になっていたサプレッサーを付けたスパス、通称「スパサプ」が異常に強い問題が解決できていない。 アサルトライフルやマシンガンはレートや反動の関係上ほとんどが使い物にならず、唯一まともに使えるのはやはりレートの高いアサルトライフルのFA-MASぐらいである。 スナイパーライフルに関しては上記の通りマップが狭い為、使う利点が皆無でわざわざQSを極めて近距離戦を行う手間を掛けるぐらいなら普通にショットガンを使った方が速い。 また、本作のB-ベディはそこまで強くない据え置き版と比べて使い勝手がかなり良く、ハードの都合上起動後即座に匍匐することが難しい上にマップが狭さが重なり、リスポーンした直後に誰かが適当に置いていたベティが起動してリスキルされるということが嫌というほど起きる。 試合によってはロケットランチャーの発射音とB-ベティの起動音しか聴こえない地獄絵図にもなることも。 マルチプレイ中に勝手に中断されるバグがありキルを稼いだのにすべて水の泡ということも頻繁に起きる。 使いまわしまみれで手抜きと劣化が多い 銃のリロードモーションは容量の都合で撃ちきりリロードのモーションが省かれており、オリジナルにあったデュアルも存在せず、プレイのモチベーションを上げるゴールド迷彩も無いので色々な武器を使う楽しみも無い。 効果音が一部おかしい箇所がある キルを取った際に何故か『World at War』のレベルが上がった際の効果音が毎回鳴る為うるさい。 また、Galilは何故かリロードの際にオリジナルでチャージングハンドルを引いたときの効果音が使われている。 総評 携帯機であるPSVの数少ないFPSではあるものの、オリジナル版『BO』から使いまわして作り上げられた劣化版という印象が拭えず、ゲームシステムも悪化して面白くないという微妙な結果に終わってしまった残念な作品。 発売当初は駄作扱いされながらも月日が流れると再評価する声も出た『Ghosts』と異なり、作品自体の知名度やPSV独占という環境の問題も相まって今もなお知る人ぞ知る駄作『CoD』として一部層に知られるのみに留まっている。 余談 開発を担当したNihilistic Softwareは本作の発売からほどなくして閉鎖された。 本作発売の約1ヶ月前にモバイルゲーム開発にシフトするための組織再編と、社名をnStigate Gamesに変更した矢先のことであった。
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【登録タグ B 巡音ルカ 曲 海底人】 作詞:submarine_man 作曲:submarine_man 編曲:submarine_man 唄:巡音ルカV4X 曲紹介 I must tell you, Black to Black.捨て去りたい過去。闇に葬りたい記憶。足掻けども足掻けども、泣いても、喚いても、逃れられない現実。そしてそれは呪縛のように暗黒の未来へただ続いていくのみ。“Black to Black.” 絵:アッシー、AS、動画:花色。 歌詞 (PIAPROより転載+ルビ追記) 約束どおり僕が来たから 君は戸惑う 君は戸惑う 星ひとつない 夜を連れて さあドアを開けて 接吻(キス)しておくれ 星ひとつない 夜が明けるまで I must tell you, Black to Black. 光閉ざされし 過去は過去へ 闇は闇へ 君は若くて確かにキレイだが かすんで消える いつか僕も君も 星ひとつない 夜が終わる前に I must tell you, Black to Black. 体躯(からだ)に刻まれし 過去は過去へ 闇は闇へ I must tell you, Black to Black. 抗う君よ 過去は過去へ 闇は闇へ コメント 名前 コメント
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Call of Duty Black Ops 2 @ wiki このサイトはPC/XBOX360/PS3/PS Vita/Wii U にて発売予定のFPSソフト、Call of Duty Black Ops 2のwikiです。 Call of Duty Black Ops 2 発売予定日 海外版 2012年11月13日 国内版 字幕 2012年11月22日 国内版 吹き替え 2012年12月20日前後? 予約はこちらから Call of Duty Black Ops 2 字幕版 Call of Duty Black Ops 2 マルチプレイヤー公式トレイラー
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パソコン選び 2台もつならデスクトップ+ノートパソコン、一台ならノートパソコンがおすすめです。 はじめは2台なんて持つはずない!って思って家&持ち運びを考えてノートパソコンを購入しても、研究室用とかゼミ用とかで新しいものがほしくなることがあります。そうすると家のノートパソコンは置き去りに…。そういうことなら、家用のはみやすく使いやすいデスクトップのパソコンの方がいいですよね。 大学の授業でノートパソコン持ち込み必須ということは名大生の場合多くないと思うので、とりあえず、デスクトップを買うという選択も悪くないと思いますよ。 パソコンまわりの品-プリンタ パソコン買うならプリンタも…といって買ってみたはいいけれど使い勝手の悪さに後で気づく、なんてこともあります。 私はカラー印刷がきれいにできるプリンタを選んだのですが、普段のレポートは白黒印刷のものばかりだったので、カラー機能が優れているプリンタより白黒印刷が早いプリンタを選べばよかったと公開しました。そんな訳で、2台目はそういったことも考慮してプリンタを選びました。人によってはレポート印刷はほぼ大学ですませてしまい、家のプリンタは年賀状専用!みたいな人もいるので、プリンタを使うシチュエーションをきちんと考えて選ぶといいのではないでしょうか。